14W2D 初たまを手にする葛藤
「はじめてのたまごクラブ」は表紙に”妊娠2~13週”とあります。
でも私が手にしたのは10週くらいの時でした。
購入する勇気がなかった。
もし途中で何かあったら、手元にこの本があったらつらいだろう。
まぁ捨てれば済む話なのだけど、流産した当時のことを思い出すと、
今回はこのまま週数が順調に進んでいくのだろうか、という不安が常にあった。
紙面には、妊娠3~4カ月の妊婦さんも読者モデルとして登場する。
私は未だに夫以外の人には話せていない。
この子を信じていはいるけど、でも読者モデルになる勇気はない。
流産するまでは、
妊娠したら当然のようにそのまま出産できるものだと思っていた。
でも流産してしまって、
そうではないこともたくさん起こっていることを体験して、
必ずしも、「妊娠=出産」ではないことを知ってしまった。
だから誌面に登場する安定期前のにこやかな妊婦さんを見ると、
うらやましいような気持ちになる。
(決して嫌味や批判ではないし、この思いを理解できなくても当然だと思う)
悲しい思いをせずに、穏やかでハッピーなマタニティライフを
送れることは素晴らしいことだと思う。
今もこの子がお腹にいてくれることが、本当にうれしい。