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不妊治療で8回の人工授精を行うも結果に至らず。体外受精1回目で妊娠、出産。現在、第二子の不妊治療中。備忘録を兼ねて、ブログにアップすることにしました。その他、日々のことなども。

待合室での光景

先日、産科に行った時の光景。

奥さんが出生前診断の案内を手に、

待合室で呆然とされていました。

その姿に自身の数ヶ月前の姿を重ねあわせて、

診察室でNT疑いを突然に言い渡されたことが

鮮明に甦ったのでした。

エコーでチビちゃんの姿を見るのが楽しみで、

でももし心拍が止まっていたらどうしようと、

不安もけっこう大きくて。。。

そんな心境の状態で毎回妊婦健診に行っていました。

そこで主治医からのNT疑いの話。

「ご主人といっしょにお話を聞かれますか?」

気を利かせたはずの看護師さんの言葉さえ、

余計に悲しかった。

私の夫は決して病院になんか来ないことが分かっていたから。

案の定、夫は決して病院には来なかった。

もし出生前診断で陽性が出ればおろすか、

出産を強行するのなら別居か離婚か、

そんな結論を言い渡された。

結果的には何の障害もない、健康そのものの子が生まれて、

今は、夫が不器用なりに父親になろうとしている。

 

診察室で遭遇した女性は、しばらくして、

「今、どこ?もう病院から遠くに来た?

 もう一度戻ってきてほしくて。」と旦那さんに電話していた。

ほどなくして旦那さんが戻ってきて、

2人で診察室に入って行った。

「ゼッタイに人をうらやましがらない」と決めたのに、

やっぱり2人を見て、うらやましくなってしまった。

相談できる人、相談できる環境、

いっしょに悩んでくれる人の存在って、

ほんとうに大事です。